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2018/01
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魔女の法廷 あらすじ&感想





面白かったです。

舞台は 女性児童犯罪専担部。
20年前に母が行方不明になり 母を捜すために検事になったマ・イドゥムが
母を傷つけた男チョ・ガプスを逮捕し罪に問うまでのドラマ。

前半は 女性や児童が被害者になる事件を中心に展開。
ドラマは 楽しめているのだけど
取り上げられている事件が…辛いものばかり。
アメリカの「Law & order 性犯罪特捜班」「ストーカー犯罪特捜班」を観た時と同じように
辛くて
悲しくて
やるせなくて
憤って
吐きそうなくらい気持ち悪くて
結構 きつかったです。

後半は マ・イドゥムら検察がチョ・ガプスを追いつめる話。
よくある 巨悪と戦う話。
チョ・ガプスが 反吐が出るほど嫌な奴なので
逮捕された時にスカッとするほど たのしく観ました。

性犯罪を取り上げたのは 目新しいのではないでしょうか。
被害者は 犯人に傷つけられ 裁判でも傷つけられる
と よく言われますが、
第5話の 幼い子が被害者の事件では
裁判で 被害状況を詳しく聞かれる女の子が可哀想でたまらなかったです。

マ・イドゥム役のチョン・リョウォンさん、
「私の名前はキム・サムスン」のイメージが強くて
苦手だと思っていたのですが、
とてもよかったです。
“いつの間にこんなに…”と 驚きました。

評価は ちょっと甘いかなぁと思いつつ

性犯罪を取り上げたことを評価しました。


全16話 2017/10/9~2017/11/28 KBS

出演者 : マ・イドゥム・・・チョン・リョウォン
      ヨ・ジヌク・・・ユン・ヒョンミン

      ミン・ジスク・・・キム・ヨジン
      チャン・ウンジョン・・・チョン・インニョン
      ソ・ユリ・・・チェリ
      キム・ジェファ・・・ソン・ミヨン
      ク・ソクチャン・・・ユン・ギョンホ

      チョ・ガプス・・・チョン・グァンリョル
      ペク・サンホ・・・ホ・ソンテ
      ホ・ユンギョン・・・キム・ミンソ

      クァク・ヨンシル(イドゥム母)・・・イ・イルファ
      コ・ジェスク(ヨ・ジヌク母)・・・チョン・ミソン

      アン・テギュ(チョ・ガプス甥)・・・ペク・チョルミン
      ペク・ミノ(ペク・サンホ弟)・・・キム・グォン
      ヨニ・・・チョ・ウリ
      オ部長検事・・・チョン・ペス
      パク検事・・・チェ・ドンヒョン

演出  : キム・ヨンギュン
脚本  : チョン・ドユン


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1

1996年
チョ・ガプス警察署長は 女性拉致監禁暴行の罪に問われるが、
無罪判決を受ける。
担当検事であるミン・ジスク検事は いつか必ず罪に問うと誓い、
情報提供を求める。

その会見を見たクァク・ヨンシルは 嫌な思い出を思い出す。
ヨンシルもまた被害者であったが、
訴えないと覚書を書いたのだ。
だが…
覚書を書いた時 チョ・ガプスが罪を認めるのを録音していた。

ヨンシルは ミン・ジスク検事に電話。
会う約束をする。
しかし その前にチョ・ガプスに会ってしまう。

ヨンシルは 自宅に戻らなかった。
娘マ・イドゥムは 一人残される。

20年後 マ・イドゥムは検事になっていた。

2

マ・イドゥムは 女性児童犯罪専担部に配属される。
お隣さんで大家さんのヨ・ジヌクも同じ部に配属される。

最初の事件は…
女性の教授が 男性の助教授に襲われそうになった と訴える。
調べてみると
加害者と被害者が逆の可能性が出てくる。
女性教授は チョ・ガプスに弁護を依頼する。

マ・イドゥムは 女性教授を罪に問うことができたが、
それは 男性助教授が同性愛者であると明らかにしたから。
被害者の今後を考えれば明らかにすべきではなかった。
被害者の気持ちを思慮しないマ・イドゥム。
ヨ・ジヌクから 非難される。

3

結婚を控えた女性の動画が流出する。
元カレ キム・サンギョンによるリベンジポルノかと思われたが…
キム・サンギョンは 他の女性の動画も流していて
動画を撮るために女性に近づいた疑いが出てくる。

4

チョ・ガプスは マ・イドゥムを気に入った様子。
事務所に入れたいと 身上調査を行う。
ということで マ・イドゥムがクァク・ヨンシルの娘だと知る。

また チョ・ガプスは ヨ・ジヌクの母 コ・ジェスクのことも知っている様子。

ミン・ジスク検事は 2人の母とチョ・ガプスの関係を知っていて 部下にしたの?
ヨ・ジヌクは志願した と言っていたけれど
チョ・ガプスに関係している?  


キム・サンギョンは 部屋を借りたいと内覧のためにマ・イドゥムの部屋に入る
そして 隠しカメラを設置。
マ・イドゥムのシャワー室を隠し撮りする。

マ・イドゥムがすぐにカメラに気づき、
ヨ・ジヌクがマンションから出るキム・サンギョンに気づいたため
キム・サンギョンは 逮捕される。

マ・イドゥムは 自分の動画を証拠として提出するのを拒む。

裁判が始まる。
決定的な証拠がないため 弁護側有利に進む。
キム・サンギョンは マ・イドゥムの動画を時間が経つと消去される設定にしていたため
無罪を確信していた。
ところが…
マ・イドゥムは 自分の動画を証拠として提出する。

キム・サンギョンは 懲役刑を言い渡される。

5

5年前 ヨ・ジヌクは 精神科医として
性犯罪被害者のアルムを 診察。
アルムとアルム母を説得して 加害者である義父を有罪にするために
裁判で証言させた。

しかし その証言は 大変辛いものだった。
検事が 小学3年生のアルムに 事件の一部始終を事細かく証言するように強要。
当然 アルムは泣きだし 証言できない。
すると裁判官は 被害者の証言が得られなかった と判断したのだ。
アルム義父は 懲役5年を言い渡される。

ヨ・ジヌクは この事件がきっかけで
検事になったのだ。

そして 5年。
出所したアルム義父は アルムを諦めていなかった。
愛するアルムと一緒に生活するために 拉致を計画。
邪魔したアルム母を刺す。

6

ヨ・ジヌクの母コ・ジェスクは マ・イドゥムを紹介され 驚く。
以前 ある女性を収容。
その女性から「娘に会いたい。私がいないとイドゥムは1人になる」と訴えられたのだった。  


アルム義父は アルムを拉致する。

マ・イドゥム、ヨ・ジヌクは アルム義父の隠れ家に急行。
アルムを保護。
アルム義父を逮捕する。
その際 マ・イドゥムは 怪我をする。


マ・イドゥムは ヨ・ジヌクから
昔 あるおばさんから娘を捜してほしいと頼まれたことがあった と聞く。
チャンヒョン洞でククス屋をしていたおばさん…
マ・イドゥムは 母に違いない と思う。

7

ついに マ・イドゥムは 母の事件を知ることに。  


昔 ヨ・ジヌクが 娘を捜してほしいと頼まれた女性の名前は
キム・ミジョン。
ヨ・ジヌクの母の病院の患者。
ということで ジヌク母に聞くが、
クァク・ヨンシルではない と言われる。
診療記録は 保管期限を過ぎ破棄した と。
次に ヨ・ジヌクが頼みに行った警察署に。
担当していた刑事は退職。
別の刑事に照会してもらったが 何も得られなかった。

実は…
当時 ヨ・ジヌクと話した刑事ペク・サンホは 現在チョ・ガプスの秘書になっている。
ジヌク母→ク・サンホ→後輩の刑事 と連絡。
何も話さないように 手をまわしていたのだ。

マ・イドゥムに 刑事で同級生の父であるおじさんから 電話がある。
会いに行くと
当時 クァク・ヨンシルを捜していたという検事の名刺を渡される。
名刺に書かれていた名前は ミン・ジスク。
そして 当時幼くてマ・イドゥムに話せなかったこと…母が性犯罪の被害者であることを 聞かされる。


今回の事件は 売春。
警察と一緒になって 買収組織の元締め“ウナギ”逮捕を目指す。

8

マ・イドゥムは ミン・ジスク検事から 母らが被害を受けた事件の資料を渡される。
母が受けた被害の状況程度を知り ショックを受ける。

ヨ・ジヌクは
母がクァク・ヨンシルのことで何か隠していること
それが ペク・サンホ、チョ・ガプスに関係していること
を知り ショックを受ける。


買収組織の元締め“ウナギ”の斡旋で売春していたスアの行方が分からなくなる。
マ・イドゥム、ヨ・ジヌクは スアを買った男を特定する。
その男は ペク・サンホの弟ミノ。
チョ・ガプスの甥アン・テギュと一緒に 女を買ったのだ。

スアの遺体が発見される。

9-10

チョ・ガプス…市長になってしまった。  


ペク・ミノが逮捕され、
アン・テギュが出頭する。

ペク・ミノとアン・テギュの供述が食い違う。
どちらがスアに暴力を振るい殺害したのか…
どちらが主犯なのか…
決定的な証拠はなく
裁判の流れは“ミノ主犯”に。

ペク・サンホは チョ・ガプスに 弟のことを頼んだ。
しかし チョ・ガプスにとって大事な人は
苦楽を共にしたペク・サンホではなく
甥であり その父の義兄だった。

ペク・サンホは チョ・ガプスを裏切り マ・イドゥムと手を繋ぐと決める。
条件とは
弟を助けてもらう代わりに クァク・ヨンシル殺人を認めチョ・ガプスの悪事の証拠を渡すというもの。
クァク・ヨンシルは ヨ・ジヌク母の病院に隔離されていた。
ある日 病院が火事になり
逃げ遅れたヨ・ジヌクを助けようとして 大やけどを負った。
そこで チョ・ガプスの指示でペク・サンホが殺害したのだった。

ところが 2人の密会が写真に撮られていた。
マ・イドゥムは 捜査を外されてしまう。

ペク・サンホは 再び チョ・ガプスに助けを求める。
弟を助けてくれると言ってもらえたが
その対価は“自殺”だった。

ペク・サンホは マ・イドゥムを非難する遺書を書かされ
チョ・ガプスに殺される。

ミン・ジスク検事は マ・イドゥムの責任を取り 辞職する。
マ・イドゥムも辞職する。

11-12

クァク・ヨンシル…
生きてる?
名前を変えているようだし、
マ・イドゥムを捜している様子はないし、
記憶を失っているの?  


マ・イドゥム、
セクハラの加害者になって ヨ・ジヌクの前に現れ、
準強姦罪の弁護士なのに 犯行の証拠を担当のヨ・ジヌクに渡して、
相変わらずハチャメチャなことをしている様子。
しかし チョ・ガプスを断罪することは忘れていなかった。

マ・イドゥムは ペク・サンホ死亡の記事の写真を見て 家の窓に車が写りこんでいるのに気づく。
すぐに 車のブラックボックスを手に入れてほしいと便利屋に手配。
その代金のために 車を売り 嫌な奴の弁護もやった。
しかし チョ・ガプスの手に渡ってしまう。

マ・イドゥムは ソン・ミヨンから 弁護士を捜している と聞き、
チョンソ弁護士事務所に 行ってみる。
そこは ミン・ジスクの事務所だった。
ミン・ジスクがチョ・ガプスへの追及を諦めていない と知り
働くことにする。

マ・イドゥムは 20年前の強姦事件の被害者の弁護を引き受ける。
犯人は チョ・ガプス側近キム・ヒョンス。
彼は 合意の上だった と主張。
そこで 被害者を発見し病院に運んだ看護師チェ・ギョンジャに会いに行くことに。

マ・イドゥムは 事件担当のヨ・ジヌクと共に チェ・ギョンジャに会う。
彼女は 昔ヨ・ジヌク母の病院で働いていた看護師だった。

チェ・ギョンジャは マ・イドゥムを知っている様子。
なんと クァク・ヨンシルが チェ・ギョンジャが働く施設にいたのだった。

13

マ・イドゥムらは “キングダム”の存在を知る。
チョ・ガプスは 性接待とロビー活動で人脈を作り、のし上がってきた。
その舞台が ホテルのK階に“キングダム”

姉が被害者でミン・ジスクに協力しているヨニ。
ヨニは “キングダム”に出入りできるようになる。
そこで チョ・ガプスの部下チェ・ヨンウンが チョ・ガプスを脅迫できる映像を持っている と知る。

マ・イドゥムとヨニは その映像を手に入れることに。
ヨニの正体が チェ・ヨンウンにばれてしまい 危険な目に遭うが、
手に入れる。
その映像は スアが暴行されている映像だった。

14

アン・テギュが主犯とされ
ミノは 執行猶予付きの刑になる。

ヨ・ジヌクは 知人のインターネッ記者に 情報を提供。
“キングダム”の存在が世間に明らかになる。

ヨ・ジヌクは K階に家宅捜査に入るが、
もぬけの殻だった。

ペク・サンホが 弟に残したものは 手帳だった。
ペク・イノは マ・イドゥムに手帳を渡す条件として
兄の自殺の件の再捜査を求める。

ミン・ジスクの事務所が荒らされ、
チョ・ガプス関連の資料を奪われてしまう。
こうなると 手帳が重要になってくる。

マ・イドゥムとヨ・ジヌクは ペク・サンホ事件の再調査を開始。
おかしな点に気づく。
ペク・サンホの後輩だったチェ刑事が 自殺はおかしいと思い、
現場のボールペンを自分のものと入れ替えていた。
そのボールペンから ペク・サンホとチョ・ガプスの指紋が検出される。

チョ・ガプスは クァク・ヨンシルが生きていると知る。
クァク・ヨンシルとチェ・ギョンジャの殺害を命令する。

15

チェ・ギョンジャは チョ・ガプスが差し向けた男に狙われている と気づく。
すぐに クァク・ヨンシルを連れて 病院を出る。
取材で訪れていたヨ・ジヌク母の協力で 島を脱出。
匿ってもらう。

ミン・ジスクらは 特別検察官として
チョ・ガプス、キングダムの捜査を開始する。
ペク・サンホの手帳を元に 捜査するが、
チョ・ガプスのスパイ(パク検事)に 手帳を奪われてしまう。

そこで目を付けたのが チョ・ガプスの妻。
妻の病室を捜索して 手帳を見つけると同時
チョ・ガプスを妻殺害未遂で起訴する。

チェ・ギョンジャは クァク・ヨンシルに 娘がいることを話す。
クァク・ヨンシルは記憶を失っていた。
そこでチェ・ギョンジャは クァク・ヨンシルに嘘をついていた。
しかし クァク・ヨンシルがテレビに映ったマ・イドゥムを見て涙を流すのを見て 決心したのだ。
同じ頃 ヨ・ジヌク母は マ・イドゥムに 母が生きていると話し、
病院に向かっていた。

病院の玄関チャイムが鳴る。
マ・イドゥムが来たと思ったが、
玄関には チョ・ガプスが立っていた。

16

チョ・ガプスは クァク・ヨンシルを拉致。
マ・イドゥムを脅して 手帳を手に入れる。

チョ・ガプスは 手帳に書かれていることを脅しの材料にして
再起をはかろうとする。
しかし 誰も脅しに乗らなかった。
チョ・ガプスは 自殺を図るが、
マ・イドゥムに助けられる。

裁判が始まる。
チョ・ガプスに まったく反省の様子が見られない。
チョ・ガプスは 死刑判決を受ける。


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ミーユエ 王朝を照らす月(芈月伝) あらすじ&感想





よかったです。

秦の始皇帝の高祖母の一代記。
賢くて強い女性の話は 大好き。
長い話数でしたが 観れました。

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全81話 2015/11/30~2016/1/9 

出演者 : <主要人物>
      芈月 ミーユエ(楚国公主→侍妾→八子→義渠国の王妃)・・・孫儷 スン・リー
      芈姝(芈月の異母姉、楚国嫡公主→秦国王后)・・・劉涛 リウ・タオ
      黄歇(屈原の弟子)・・・黄軒 ホアン・シュアン
      翟驪(義渠国の王)・・・高雲翔 ガオ・ユンシャン

      <秦国>
      嬴駟(秦国の王)・・・方中信 アレックス・フォン
      嬴夫人(嬴駟の姉)・・・蔡雯艶
      嬴華(公子、魏夫人の子)
      嬴壮(公子、魏長使の子)
      孟嬴(公主)
      嬴通(樊長使の子)
      嬴蕩(芈姝の子)
      嬴稷(ユエの子)

      樗里疾(嬴疾)(嬴駟の異母弟)・・・宋佳倫
      甘茂
      穆(大監)
      張儀(楚国→秦国)・・・チャオ・リーシン
      公孫衍(大良造)
      商鞅・・・施京明
      庸芮(庸国の王族→秦国)・・・コン・ジェン
      司馬錯(将軍)
      穆辛(大監)

      魏夫人・・・馬蘇
      唐夫人・・・肖輝
      虢美人・・・陶慧
      衛良人・・・殷旭
      樊少使(→長使)
      魏少使(→長使)
      孟昭氏(芈姝の侍妾)
      景氏(芈姝の侍妾)

      玳琩(威后の侍女→芈姝の侍女)
      葵姑(莒姫の侍女の→芈月の侍女)・・・井星文 ジン・シンウェン
      魏冉(芈月の異父弟)・・・張鈞涵
      白起(芈月の養弟)

      <楚国>
      楚威王(芈商)・・・趙文瑄 ウィンストン・チャオ
      楚威后(楚威王の后)・・・姜宏波 チアン・ホンポー
      莒姫(楚威王の妃)・・・蒋欣
      向氏(楚威王の妃、芈月の母)・・・孫茜 スン・チエン
      芈槐(楚懐王、芈月の異母兄)・・・曹征
      鄭袖(南后、楚懐王の妃)・・・袁志博
      芈茵(芈月の異母姉)・・・徐梵渓 シュー・ファンシー
      芈戒(芈月の弟)・・・李泓良
      唐昩(太史令)・・・劉奕君
      屈原(宰相)・・・祖峰
      靳尚
      摯(女医)・・・師春玲

      <燕国>
      郭隗(芈茵の夫)


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1

紀元前338年。
秦国で 商鞅が謀反を画策したとして 処刑される。

楚国で
大王 芈商は 唐昩 太史令から「覇星が現れました。後宮にはすでに妊婦がいるはず。未来の覇者がお生まれになるかもしれません」と 報告を受ける。

後宮で妊娠しているのは 莒姫の宮殿の侍妾の向氏。
大王は 楚が天下の覇者になる日も近い と喜び、
向氏に 夫人の位を与える。

一方 王后は 唐昩のたわごと、息子 槐の王位継承は揺るがない と笑い飛ばすが
内心気がかり。
女医 摯に 流産させるようにと命じる。

摯は 向夫人に 流産する薬を飲ませようとするが、
莒姫に気づかれ 失敗する。

向夫人は 女の子を出産する。
大王は がっかりする。
王后は ホッとするが、
将来災いとなるかもしれない と始末したいと思う。
そこで 大王に「天命だというなら子供の生死も天にゆだねては?」と提案。
生まれた子供を 川に流す。

子供を入れた籠は 滝の下に落下するが、
子供は 少命司の像の元に留まっていた。
大王は 子供を“月(ユエ)”と名付ける。

4年後。
向夫人は 毎日 大王がいる宮殿を眺めている。
その様子を見て ユエは 大王に会いに行く。
そして 今夜会いに行く と返事をもらう。

約束通り 大王は 向夫人に会いに行く。

2

たびたび大王に会いに行くユエ。
大王は ユエを気に入る。
子供を気に入れば 必然とその母も気に入る。
向夫人は 男の子を出産する。
子供は “戒”と名付けられ、
向夫人は 妃の位を与えられる。

大王 出陣。
後宮を任された王后は 早速向妃を追い出す計画を実行する。
皮膚炎を起こす草をこすりつけた服を 向妃に贈ったのだ。

向妃は 王后から贈られた服を着たため 首回りに赤い発疹がでる。
流行病として 王宮から出されることに。
魏甲という男の家に連れて行かれ
魏甲に乱暴される。

3年後。
ユエと戒は 莒姫とその侍女 葵姑に育てられている。

ユエは 莒姫に「母に会いたい」と訴える。
可哀想に思った葵姑はユエを連れて 会いに行く。
向妃は 男の子 魏冉を産んでいた。

大王が 凱旋する。
王后は 向妃のことを聞かれ、「流行病で亡くなった」と答える。

その後
ユエは 大王に 会いに行き、
「母は生きています。先日会ったばかりです。あばら家で悪い男に暴力を振るわれて…」と訴える。

3

大王は 魏甲を殺し、向妃を王宮に戻す。

向妃は 今後王后に虐められるだろうと考える。
そこで 子供たちを莒姫に託し、
自害することにする。

向妃は 大王が来る時間を見計らって 毒酒を飲む。
そして 大王に「王后に賜った酒に毒が…私を亡き者にしようと…」と訴えて 亡くなる。

大王は 王后を問い詰める。
陥れられた と訴えられるが、
怒りは収まらない。
「顔も見たくない」と怒鳴る。

絶体絶命の王后。
死を賜る覚悟で大王に訴えようと決心した その時
大王が亡くなる。

槐が王(懐王)に即位する。

先王の后だった威后は 息子である大王に 先王に殉葬したいと言って
殉葬者の名簿を見せてもらう。
そして ユエと戒の名前を書き足す。
「先王が夢に出てきて ユエと戒を連れて行きたいと言われた」と。
威后は 莒姫を苦しめるために ユエと戒を殉葬することにしたのだった。

莒姫は 威后に 殉葬しないでほしい と訴える。
しかし「先王がご自身の口から 殉葬は必要ないと仰せにならない限り無理ね」と言われる。

4

莒姫は 首を吊って自害する。
首を吊った布には“ユエと戒の殉死を望むか否か”と書かれていて
甲羅に“否”の文字が浮きあがる。

威后は ユエと戒に 先王の墓守を命じる。
葵姑は 魏冉を鄭さんに預けた後 ユエと戒と共に 先王の陵墓に向かう。
黄歇は ユエと戒めの勉学のために 度々書を届ける。

大王の妃選びが始まる。
大王は体臭がきついらしい。
その臭いに耐えられるかどうかで判断され、
鄭袖が妃になる。…バカ王にお似合いのバカ妃

先王の供養の儀が行われる。
ユエは サソリ草に触れて手が腫れた鄭袖を治療する。
また 芈姝に再会する。

ところが その様子を芈茵に告げ口され、
葵姑は 威后から 杖叩きの罰を受ける。

威后が憎いと言うユエ。
葵姑は 「今は耐えるのです」と解く。

鄭袖は 大王に ユエと戒を王宮に戻してほしいと頼む。
大王は 黄歇の師匠である屈原にも同じことを言われていたらしい。
2人を王宮に戻す と決める。

5

ユエを毛嫌いする威后と芈茵。
ユエに優しくしてくれるのは 芈姝だけ。
…芈姝は威后の実の娘だから 一人でも心強い味方。
そして 鄭袖は 自分を嫌っている威后に対抗するために ユエに優しくする。  


ユエは 芈姝に誘われて 他の公主たちと一緒に“学問比べ”を見学する。
その時 芈茵は 黄歇に一目惚れする。
…黄歇はユエが好きだから 芈茵はますますユエを嫌うようになるわけね。

葵姑の目がかすむようになる。
ユエは 葵姑の目に効く薬草を探すことに。
黄歇に誘われて 鄭袖の宮殿である蘭桂台の庭に忍び込む。
しかし 見つかってしまい…
ユエは 威后から重い罰で処分されそうになるが、
鄭袖に助けられる。

威后と大王は 公主たちの縁談について話し合う。

6

秦の大王 嬴駟は ユエも気に入ったようだけど
嫡公主である芈姝と結婚するのよね…
芈月が秦の始皇帝の高祖母 宣太后をモデルにしているのだから
ユエは 芈姝の侍女として秦国に行くのかしら?  


秦国で。
秦の大王 嬴駟は 1年前に亡くなった王后を偲ぶと共に 今後のことを考える。
楚は列国(斉、燕、趙、魏、韓)と同盟を組んで秦に対抗しようとしている。
また後宮に主がいないままではいけない。
“楚に行き 列国の合従を邪魔しよう。ついでに楚の公主を嫁に取ろう”と決める。

ユエは 冉に会いに行く途中
昭陽の食客で無実の罪で罰せられた 張儀を助ける。

ユエは ヘビに噛まれた芈姝を助ける。
「芈姝公主はユエ公主の処置のおかげで助かった」と言う摯(女医)。
威后はユエを見直し、
ユエを 石段の掃除担当から 芈姝の侍女に 昇格させる。

芈姝とユエは 無断で2人だけで市に出かける。
越人に襲われたところを
秦人2人に助けられる。
芈姝は 秦人のひとりが手に怪我をしていると気づき、ハンカチで傷口を覆う。
「私たちのために追った傷。姝は胸が痛みます」と言いながら。

この秦人、
実は 秦の大王 嬴駟とその弟の樗里疾。
2人が楚国に来た目的は 芈姝を娶ること。
偶然出会ったのが芈姝と知り 喜ぶ。

どうやら 芈姝は嬴駟に一目惚れした様子。

楚国の朝廷では 嬴駟に会うべきか追い出すべきか と議論になる。
結局“会うと言いながら理由をつけて会わない”という延長策をとる と決まる

7

芈茵のやり方、
あからさますぎて 逆効果。
でも本人はまったくわかっていない様子。  


芈茵は 黄歇に取り入ろうと必死。
足を挫いたふりをし、
「ユエは黄歇殿を何とも思っていない」と言う。
すると 黄歇から「幼い頃より私の心にはユエしかいません」と言われる。

嬴駟は 楚国の宰相 靳尚を通して鄭袖に夜光石を贈る。
芈姝公主を娶れるよう口添えしてほしい と。

楚懐王は 嬴駟の対応に苦慮していた。
鄭袖から ある策を授けられ 大喜びで宴を開く。
ある策とは…嬴駟に芈姝の偽物を会わせること。
楚懐王は 嬴駟を招き、太った厨房の女官を芈姝公主と偽って会わせる。

嬴駟は すでに芈姝に会っている。
偽物だと分かる。
それを承知で「芈姝公主と結婚したい」と言い、楚懐王の承諾を得る。

芈姝は ユエと一緒に 宴の様子を見ていた。
もしかしたら偽物が嫁ぐことになるかもしれない と慌てる。
ユエに 嬴駟に事実を話してほしい と頼む。

ユエは 黄歇と張儀を伴って 嬴駟に会いに行く。
楚懐王が会わせたのは偽物の公主 と話すと
「持ち主に返してほしい」と 芈姝のハンカチを渡される。

ユエと黄歇が帰った後
趙儀は 嬴駟に自分を売り込む。
「婚姻を成功させます」と。
「金に困っているのだろう」と言われ、
「金ではない。名君に仕え共に天下の覇者を目指したい」とぶちかます。
すると「2か月猶予を与える。本領を発揮してくれ」と言われる。
張儀は「必ずや5国の会盟をぶち壊して差し上げましょう」と約束する。

8

芈茵は 嫉妬からユエを陥れる。  


楚懐王は 張儀の“玉女論”を気に入る。
列国の美女探しを命令。
費用として1000金を与える。

隠れて2人の会話を聞いていた鄭袖は 張儀を呼び止める。
500金を渡して、
「二度と楚国に戻らないと約束してくれたら もう500金用意するわ」と言う。
すると「それなら命令を大王にお断りする必要があります」と言われ、
ある計画を授けられる。

張儀は 再び楚懐王に会いに行く。
女性たちの歓待をうけていると
鄭袖がくる。
張儀は 口を大きく開け、鄭袖に身惚れたふりをする。
そして「南后こそが 最高の美女です」と褒め称える。
美女探しをする必要がないと 金を返そうとすると
「返さなくてもいい」と言われる。
張儀は 舌だけで2000金 稼いだのだった。

威后は 夜光石に興味を持つ。
鄭袖から 借り、公主たちに見せる。(その場にユエはいない)

芈茵は 皆が帰った後に戻り、夜光石を持ち帰る。

威后は 夜光石を返してほしいと言われて 夜光石が無くなっていることに気づく。

芈茵は 夜光石を返そうとして 威后と鄭袖の口論を聞く。
夜光石を盗んだ者に罰が与えられると知り 驚く。
すぐに ユエに濡れ衣を着せることを思いつく。

集められる女官たち。
芈茵は 威后に ユエが怪しいと言う。

黄歇は 芈茵が濡れ衣を着せていると気づき 非難する。
「ユエが足を切られるのがそんなにつらいの?罪を着せたのは偶然。でも確かにユエは邪魔者。いなくなれば他の人を好きになるでしょう」と言われ、
「ユエを苦しめた女を妻にするくらいなら生涯独身で過ごす」と言い放つ。

黄歇は 楚懐王の息子 芈横に口添えを頼み、
楚懐王、鄭袖、威后に
嫉妬心から芈茵がユエに濡れ衣を着せた と訴える。

9

栄枯盛衰。
楚懐王の寵愛は 鄭袖から魏美人に。  


芈姝が 私が盗んだ と言いだす。
結局 鄭袖が「夜光石は威后に差し上げます。このことは終わりにしましょう。和を保つために」と言い、
うやむやに落着する。

嬴駟は 火急の用ができ、国に戻る。
楚懐王は 嬴駟は芈姝との結婚を諦めた と思う。
魏国から 楚国に美人が献上される。

芈茵は ユエから「黄歇は運命の人かも」とからかわれ イラつく。
直後 黄歇がユエに「師匠から頼んで大王に結婚の許しをもらう」と言っているのを聞く。
怒り心頭。
芈茵は 威后に ユエが芈姝と秦王との仲を取り持った と告げ口する。

ユエは杖叩きの罰を受けた後 幽閉。
芈姝は 高唐台に軟禁される。

楚懐王は 魏美人が気に入り、
連日 章華台に通う。

ユエは 幽閉されている月華台を抜け出し、
近くを散策する。
そして 散歩している魏美人に出会う。

10

黄歇を手に入れるためにユエを殺害?
ユエがいなくなっても振り向いてもらえないと思うのだけど…  


ユエと魏美人は親しくなる。
芈茵は 楽しそうに話している2人を 目撃。
威后に告げ口する。
威后は ユエに足枷をつける。

黄歇は ユエがどこに幽閉されているのかわからず心配になる。
威后に 反省していると思うから許してほしい と頼む。
2人の会話を聞いた芈茵は ユエの食事に毒を盛ることを思いつく。

ユエは 次第に弱ってくる。
訪ねてきた魏美人に 効くかもしれないからと土茯芩の根を取ってもらう。
それからは 魏美人が食べ物を差し入れてくれるようになる。
魏美人のおかげで 少しずつ回復する。

鄭袖は 楚懐王の寵愛を取り戻すために 張儀の策を実行する。
まず 魏美人に優しくして 信頼を得る。

ユエは 魏美人から 鄭袖が優しくしてくれる と聞く。
そこで「警戒するように。ここに来ていることは誰にも言わないように」と注意する。

11-15

鄭袖 怖~~~

鄭袖は 魏美人に優しくし 信用させる。
次に 魏美人に 鼻が歪んでいる と思わせる。
魏美人は 扇子で鼻を隠すようになる。
ところが 体臭を気にしている楚懐王は 体臭に耐えられずに扇子で鼻を覆っている と勘違いする。
そして ついに楚懐王の怒りが爆発。
魏美人は 鼻を削がれてしまう。


葵姑は ユエの軟禁場所が月華台だと知る。
すぐに 芈姝と黄歇に報告。
芈姝と黄歇は 月華台に行く。

毒を盛られたせいで体調を崩し寝込んでいるユエ。
芈姝は ユエに水を飲ませようとして 拒否されて驚く。
「毒が入っている」と言われ、
すぐに女医を呼びように 侍女に命令する。
しかし 侍女は動こうとしない。
そこで 毒が入った水を飲む。

ユエがどうなろうとかまわないが
芈姝が死ぬのは困る。
すぐに 女医が呼ばれる。

芈姝は ユエを守るために月華台に住むことに。
芈姝と黄歇の看病で ユエは良くなる。
ユエは 黄歇と 結婚の約束をする。

秦王が結納品を持って楚国にやってきた。
楚懐王は 芈姝と秦王の婚姻話は終わったと思っていた。
どう対処するべきかで 苦悩。
結局 秦王を宴に招待し殺害する と決める。

ユエは 秦王殺害を企んでいると知る。
芈姝と一緒に秦王に会いに行き、話す。

秦王は 宴に出席する。
楚懐王に匕首を突き付けて牽制。
そして 堂々と 楚懐王に 結婚を申し込む。

祭典で 芈姝が舞の主役を務めると決まる。
芈茵は 黄歇が伴唱を務めると知る。
芈姝に腹痛になる酒を飲ませ 自分が舞の主役をしようと考える。
計画通り 芈姝は腹痛になり舞えなくなるが…
芈姝が代役に選んだのは ユエだった。

祭典で 舞が終わった後
黄歇は 楚懐王から 褒美を与える と言われ、
ユエとの結婚を承諾してほしい と頼む。

黄歇は 威后に呼ばれる。
「祭典の日に申し出た縁組の件 どうかお取り計らいを」と頼むと
すでに事は進んでいた。
黄歇は 結婚相手はユエだと思い込み 感謝する。

ところが…
相手はユエではなく 芈茵だった。

ユエと黄歇は 駆け落ちを考える。
ユエは 芈姝から 侍妾としてついてきてほしい と言われていたことを思い出す。
侍妾なら 威后に疑われず邪魔されずに宮を出ることができる。
ユエは 芈姝について行くと決める。

黄歇と芈茵の結婚の日。
黄歇は 姿を消す。

同じ日 芈姝ら一行は 秦国に嫁ぐため出発する。

威后は ユエ暗殺を命令する。
また 侍女の玳琩を芈姝に同行させ 暗殺が失敗した時にユエを殺すように と命令する。
しかし 唐昩がユエを守ったため 暗殺は失敗する。

16-18

秦の咸陽までの道のりは 遠く険しい。
武関に到着し 休息。
体調を崩した芈姝は 摯の診察を受ける。

摯の処方通りの薬を服用するが、
芈姝の体調が良くならない。
逆に悪くなっているように見える。
毒を盛られているのでは? と疑うが…
食事に薬を大量に入れられていた。
薬を入れた女は逃がしてしまうが、
原因がわかったため 芈姝の体調は回復する。

ユエは 黄歇と再会し、一緒に逃げる約束をした。
しかし 咸陽に到着するまでは芈姝を守りたいと
黄歇に延期を頼む。
そして 髪の毛を入れた香袋を渡して 別れる。

一行は 武関を出発する。
途中 義渠に襲われる。
ユエは 芈姝を守るために 囮になることにする。

ユエは 芈姝の外套を着て義渠を引きつける。
捕まりそうになった時に 黄歇が現れる。
しかし 黄歇は 崖下に落下。
ユエは 拉致される。

嬴駟は 芈姝に懇願されて
義渠と交渉するために 張儀、庸芮、嬴華公子を送る。
食料と交換し、
ユエを救出する。

ユエは 黄歇らしき遺体が発見された湖に行く。(遺体は獣に食い荒らされ見分けがつかなかったらしい)
香袋を見つけ それを黄歇の身代りにして土に埋める。

ユエは 魏冉と葵姑を連れて 秦を発つつもりだった。
すると 張儀から
「義渠の略奪に黒間がいると思わないか?」と言われる。
「目的は 財宝や食料ではなく新王后ではないだろうか?武関での事件も同じ黒幕かもしれない」と。
ユエは 芈姝を守るためと黄歇の仇を討つために 後宮に入ると決める。

ユエは 芈姝に 3つのことを公主に頼む。
魏冉も一緒に後宮に入る。
夜伽はしない。
もしものことあれば魏冉と葵姑を頼む。
そして 王宮に黒幕がいるかもしれない と話す。

19-22

黄歇の遺体のシーンがなかった。
ということで お決まりの“実は生きていました。でも記憶を失っていました”という展開。
黄歇は 助けられて魏の国にいた。
けれど記憶を失っていた。

芈姝と嬴駟の結婚式が済み
話の中心は 後宮争いに。  


前王后が亡くなった後 後宮は 魏美人が取り仕切っている。
芈姝は ユエの助けを借りながら 魏美人派に対抗する。
温室育ちの芈姝は ユエがいなければ 魏美人に負かされて服従させられていたかもしれない。
玳琩から「ユエに注意するように」と言われても
「ユエ以外に味方になってくれる人がいる?身分も求めないユエの何が不満なの?」と気にしない。

しかし ユエの素早い(軽率な?)行動力が 芈姝を苦しめることになる。

ユエは 衛夫人に絹を届けた時に “符節”を見る。
義渠王 翟驪が 持っていたものと同じだと驚く。
“符節”は 大王が位の高い臣下や后妃に渡した物で
関所を通る時に荷物検査をされずに通ることができる。
符節は 国の名前が彫られている。

大王は ユエから 義渠王が符節を持っていたと聞かされる。
事実なら大変なこと。
しかし 後宮内に争い事を起こしたくない と事を荒立てないことにする。

ユエは 粘土で符節を作って 彫られていた国を思い出そうとする。
“魏”と書かれていたと思い出し、
大王に報告するが、
「騒ぎを起こすな」と怒鳴られる。

大王は ユエの明晰な頭脳と行動力を認めながらも 心配する。
芈姝に「妹を甘やかすな。もめ事を起こさないようにしろ」と注意する。

ユエは 魏夫人に国から届け物を持って来た女を見て 驚く。
武関で芈姝の食事に薬を入れた女官とそっくりだった。
葵姑も同じ女官だと言ったため
芈姝に話す。
しかし 芈姝は「軽率に動いて失敗すれば…」と及び腰。
そこで 一人で大王に訴える。

ユエが 間違いないと訴えても 確固たる証拠はない。
葵姑が噛んだという痕もない。
芈姝も 分からない と証言。
濡れ衣ということになり
ユエは 罰を与えられる。

ユエは 虢美人に挑発され 喧嘩に。
叩かれそうになる。
それを目撃した芈姝が 虢美人を叱責する。

虢美人は 魏美人から 昔自害未遂を起こして自分を虐めた王后に一矢を報いた唐美人の話を聞く。

虢美人が 自害する。
王后に罰を受けて屈辱を受けた と。
芈姝は 大王から「失望した」と言われ、
ショックのあまり 倒れる。

23-26

黄歇が記憶を取り戻したようだけど…
魏夫人の仕掛けた罠が 大王とユエの仲を近づけることに。
まだ枕を共にはしていないけれど
大王は ユエを厚遇。
今後の芈姝とユエの仲が心配。  


芈姝が懐妊する。

大王は 虢美人が自害するとは思えない。
調査を命令。
自害未遂騒動を起こすつもりが手違いで本当に自害してしまった とわかる。
また樊少使が足を踏み外して早産になった件も 裏があると考える。

張儀が 楚国との同盟を成功させる。
ところが…
張儀が言った“私の六百里”の真意に気づいた楚国が激怒。攻めてくる。
秦国は 楚国に反撃。勝利する。

秦国 対 楚国
婚家 対 実家
芈姝は 板挟みになった気持ちになる。
実家を心配してしまう。
立場上 婚家を優先させなければならない。
それは分かっているが 実家のことも考えてほしいと思う。
その上 魏夫人にバカにされ 屈辱を感じる。

芈姝は ユエが止めるのも聞かずに 大王に「楚国との関係を修復してほしい。張儀は奸臣。裁きを」などと 訴える。
しかし 大王の怒りをかい 叱責される。
興奮した芈姝は 流産しそうになる。

大王は 芈姝に 外出禁止を言い渡す。
そして 後宮を魏夫人に任せることにする。

大王は 嬴夫人に呼ばれ 北の離宮に。
魏夫人は この隙に ユエを追い出すために仕掛けていた罠を実行する。

冉は 壮公子の剣を盗んだとして 罰を受けることに。
ユエは 魏夫人に会いに行く。
すると 「魏誠と結婚して出て行けば許す」と言われる。
芈姝に助けを求めるが、玳琩に門前払いされてしまう。

その頃 大王は 嬴夫人から
武関で芈姝の一行が襲われたのは魏夫人の策略であること、
魏国が公孫衍に接近していること
を聞かされる。

ユエは 冉を助けるために夜伽覚悟で大王に会いに行く。
しかし「意に染まぬことはするな」と言われる。

冉は 大王の命で 手を切り落とされるところを指1本で許される。

ある夜 ユエは 承明殿の前で 簫を奏でる。
すると 大王から招き入れられる。
大王は ユエの気持ちを尊重し 何もしなかった。
しかし 翌朝 ユエが輿に乗って承明殿から出てきたため
ユエが大王の寵愛を受けることになった と誰もが知ることに。

ユエは 芈姝に嫉妬されないように気をつける。
大王は 芈姝に会いに行き、毛皮を贈る。

27-28

黄歇は ユエに会うために 世話になった家を出る。
ユエと再会する日はくるのか…
再会しても…  


芈姝は 公子を産む。
“蕩”と名付けられる。

大王にとって ユエは良き話し相手でもある。
大王は 毎日のようにユエを召し 話を聞く。
しかし 寝るのは別々。

ユエは 大王に請われるまま 黄歇の話をする。
出会った時のこと、一緒に泥棒をしたこと、雨の日のこと、
黄歇の話が出尽くし、ユエの黄歇への思いが 思い出に変わった頃
ユエは 大王と一緒に 黄歇の墓参りに行く。
大王は 参りしやすいようにと 黄歇の墓を近くに移してくれていた。

そして ついに ユエは 大王と枕を共にする。
ユエは 八子に封じられる。

大王の寵愛を受けるユエ。
今までに例のないほどの寵愛。
ユエは 嬴夫人から
「苦々しい気持ちで見ている者がいるはず。寵愛を笠に着て増長すれば皆を敵に回す。穏やかな幸せを求めるなら 身を慎み 引き際を知りなさい」と忠告される。

ユエは 早速 体調を崩したふりをして 大王の夜伽を断る。

ユエは 金鎖片を 誕生100日の祝いに 蕩に贈る。
芈姝と仲良くしていたいという思いでいる。
対して
芈姝は「私は常に彼女の持たない物を持ち それを与える側だった。今では逆になった」と思う。

孟嬴が 燕国に嫁ぐことになる。
しかし 相手は太子ではなく王。
祖父も同然の年齢の男。
孟嬴は ショックを受ける。

29-30

楚威后が亡くなる。
芈姝は 食事できないほどショックを受ける。
ユエは…
嬉しいというほどではないだろうけど 全く悲しくなさそう。
芈戒が楚威后に邪魔されて領土をもらえない らしいから ホッとしているかも。  


孟嬴は 嬴夫人に助けを求める。
父を説得してもらうつもりだったが、
「王族は国の存続のために生きる。今のあなたに秦に居場所はない。輿入れを拒むなら城壁から身投げするしかない」と言われる。
諦めて 燕国に嫁ぐ。

秦国に入った黄歇。
市場の争いを収めると 庸芮から声をかけられる。
名前を聞かれ「黄欠」と答える。
自宅に招待され それとなくユエのことを聞くと…
「大王の寵愛を受け今は八子の位を得ている」と言われ ショックを受ける。

黄歇は 庸芮が宮中に行くと聞き ついて行く。
しかし その頃 ユエは大王と一緒に宮を出て四方館に来ていた。

公孫衍は 義渠に渡した符節を庸芮が買い取った と知る。
大王も知っていると考え 秦国を出て魏国に行く。

大王は 宮中のスパイ捜しを命令。
魏夫人は 覚悟するが、
魏長使が自ら身代りになる。

31-32

ユエ懐妊。
ユエと芈姝の溝は ますます深まる。
今のところ芈姝がユエをいじめることはないけれど
ユエが公子を産んだら…
敵意をむき出しにするかも。  


樊長使は 以前転倒した件は 大王の怒りを芈姝に向けるための故意だった と告白。
魏長使は 自害。
魏夫人の過去の策略が 明るみになり 大王が知ることとなる。

芈姝は 大王の誕生日の祝いの宴の準備をする。
今まで 一度も宴は行われたことはない。
芈姝は 大王が質素だからだと思っていた。
しかし 実は…

大王は 宴に顔を出しただけ。
労いの言葉をかけ、「友人と会う」言って行ってしまう。
ショックを受ける芈姝。
芈姝に追い打ちをかけるように 穆大監が 大王がお召しになっているとユエを連れて出る。
芈姝、面目丸つぶれ。

大王がユエを伴って訪れたところは 商鞅の墓。
大王の誕生日は 商鞅が処刑されなくなった日でもあったのだ。
ユエは 大王から「他言しないように」と言われる。

黄歇は 四方館でユエを見かけ 「ユエ」と叫ぶ。
しかし 離れているユエには届かない。
その代わりに その声は張儀の耳に届く。
張儀から「ユエは あなたの仇を討つために秦に残った。しかし状況は変わった。楚国に戻られよ」と言われる。

黄歇は 摯女医を見かけ 声をかける。
そして ユエに文を渡してほしいと 文を渡す。

ユエが懐妊する。
摯女医は 黄歇から預かった文を燃やす。

33-34

大王は ユエが黄歇と会おうとしている と知っている?
張儀が 庸芮に 黄欠と名乗っている人は黄歇だ と話したから
庸芮から大王に伝わっているはず。
大王は ユエを信じているのよね、きっと。

それにしても…
昭氏!
他人を陥れることよりも 他にすることあると思うのだけど…
玳琩に利用されちゃって。  


大王は ユエを唐夫人に預けることにする。
しかし 芈姝から そばに置きたいと言われ、認める。
ユエは 椒房殿に移る。

玳琩は 買い物に出かけ、黄歇を目撃する。
黄歇は 摯女医と話しをしていて
頼んだ文を届けてもらえなかったと怒っていた。

玳琩は すぐに芈姝に報告。
ユエを陥れては? と言ってみるが、のってこない。
そこで 昭氏に 黄歇が生きている、ユエと密会しているに違いない と話す。

ユエは 昭氏が差し向けた侍女から 黄歇が生きていると聞かされる。
摯女医が知っていると言われ、
摯女医を問い詰める。
すると 黄歇から文を頼まれたが、燃やしてしまった と言われる。

ユエは 黄歇が生きているかどうか確かめたい と思う。
大王に 外出の許可を求め 認められる。

黄歇から 約束の場所を伝える文が届く。
実は この文は昭氏が仕組んだもの。黄歇には子供を使って伝えた。

ユエは 黄歇のことを大王に話そうとする。
しかし 大王は聞こうとしなかった。

ユエは 黄歇と再会する。

昭氏は 2人を見張らせていた。
大王に報告に行く。
「芈八子が外出しました。黄歇が生きて咸陽に潜んでいます。2人は今日密会します。四方館を捜索すれば2人がいます」と報告するが…
大王から一喝される。
「余が外出を許可した。密会の証拠はあるのか。証拠もないのに政務の邪魔をしに来たのか」と。

35

ユエは 黄歇から「一緒に楚に戻ろう」と言われる。
悩むユエ。
大王を思うと決心が鈍る。
葵姑から「行くなら今しかありません。両方丸くは収まりませんよ」と言われ、立ち上がるが…
ユエは 胎動を感じる。
「大王を忘れるのは無理。この子の父親を忘れることはできない」と泣き崩れる。

大王が 黄歇に会って 承明殿に戻ると
ユエがいた。
「自分の気持ちがはっきりした」と泣きだすユエ。
大王は「余がそなたを思う深さも分かってほしい。そなたも子供も大切な存在だ」と言う。

ユエは 四方館で黄歇と会うように嵌めたのは張儀だと思っていた。
張儀に確かめると
「ユエが罠に嵌らないための大王の配慮。私は手伝っただけ」と言われる。
「大王は黒幕を泳がせている」と。

摯女医が強盗に襲われ怪我をしたため
芈姝の命令で 艾先生が ユエを診ることになる。

ユエの陣痛が始まる。
通常よりも痛みが激しい様子。
艾先生を呼びに行くが、いない。
芈姝に頼みに行くが、
玳琩が 取り次がない。
それだけではない。
玳琩は 葵姑を監禁する。

36

侍女は 摯女医を呼びに行く。

穆辛は 「摯女医~」と叫びながら走る侍女を目撃。
摯女医を送り届けた後
穆大監に報告。
大王に 状況が伝わる。
大王は 視察のため外泊していたが すぐに王宮に戻る。

大王は 玳琩が芈姝に取り次がず葵姑を監禁したと知り 怒る。
「後宮を取り仕切っているのは王后ではなく玳琩なのか」と。

ユエは 公子を産む。

艾先生が薬の中に毒を入れてユエに飲ませていた とわかる。
艾先生が捕まり「ミーユエとおなかの子を葬り去るよう薬に細工しろと玳琩に命令された」と自供する。
大王は 玳琩をさらし首の刑に処する と決める。

芈姝は ユエに 玳琩を助けてほしいと頼む。(どれだけ面の皮が厚いのか…)
「玳琩はすべての災いの元凶。私と姉上の仲を裂こうと策を弄したあげく結局身を滅ぼした。一時の感情で対局を見誤らないで」と言われる。

ユエの子は“稷”と名付けられる。

玳琩が処刑される。
芈姝は ユエが大王に頼んだため 罪に問われなかった。

37-38

芈姝とユエの溝は深まるばかり。

玳琩がいる時は 玳琩がユエを非難していた。
代わりに悪口を言ってくれたおかげで 芈姝は“そこまで言わなくても…”と鷹揚に構えることができた。
しかし 代わりに入ってくれる人がいなくなりストレスが溜まっているように見える。

ユエは 芈姝との距離を縮めたいと思うが、
芈姝に 縮める気は全くない。

ユエと芈姝、
楚の宝“和氏の壁”の購入を巡って 対決する。
ユエは 張儀に頼まれているため 勝手にやめることはできない。
“和氏の壁”が昭陽氏の屋敷から盗まれた時犯人にされたのが張儀だった。
張儀の気持ちを思うと手に入れたい と思う。

ユエが 先に金を支払ったが、
芈姝に 横取りされそうになる。
そこに 穆大監が現れ “和氏の壁”を持ち帰ってしまう。

“和氏の壁”は 玉が取りだせないようになっている。
カラクリを解かなければならない。
大王は ユエと芈姝に カラクリの解読を競わせる。

芈姝は 自分で解読するのを諦め、あらゆる人を呼び寄せ解読させる。
それだけでは足らず、
ユエにスパイを送る。

39-40

ユエは賢くて 打てば響くように会話が進む。
大王が ユエを寵愛する気持ちがよくわかる。
まぁ 賢い女は嫌いだ! って人もいるだろうけど。  



ユエは “和氏の壁”の箱の解読に成功。
ところが…
玉を取ろうして 毒針が刺さってしまう。

すぐに 摯女医が呼ばれるが、
何の毒かわからない。
蛇毒に思えるが、はっきりしなければ解毒剤を飲ませることができない。
なすすべがない。

庸芮は “和氏の壁”の取引に関係していた中行期と范賈を捕え、
取り調べる。

芈姝は 景氏から 毒針に仕込まれていたのは蛇毒だ と聞く。
輿入れの時に持たされた薬箱の中から 解毒剤を飲む。
魏夫人は 昭氏からこのことを聞き、大王に告げ口する。

大王は 芈姝に 薬箱を持ってこさせる。
幸い その解毒剤が効き、
ユエは 危機を脱出する。

大王は 芈姝に 禁足を命じる

目覚めたユエは 玉を見て
「偽物」と指摘する。
「本物の玉には べん和の血の涙が染み込んでいるはず。屈原が昭陽邸で本物を見た時 かすかな血の痕が糸のように浮かんだそうです」と。
また 張儀が疑われていると知り、
大王に もう一度 中行期を調べては? と言う。

中行期は 自害した。
そこで 范賈を尋問すると
「中行期から どんなに高い値がついても売り渡す人間は決まっている」と言う。

大王とユエの考えでは…
今回の“和氏の壁”の件の標的は張儀。毒針も張儀を狙ったもの。
王后が仕込んだとは思えない。
真犯人は 本物の“和氏の壁”を見たことがある者。
ということは 楚国の者。
昭陽のその後ろにいる者…公孫衍。

張儀の疑いが晴れる。

また 大王は 公孫衍の計画を利用した者が宮中にいて
魏夫人と昭氏と考える。

芈姝は 禁足を解かれる。
この時 太監から
「平穏な王宮には秘方も妙薬も不要です。これらは不浄のもの。災いの元凶になります。自分が人を傷つければ いつか自分も傷つけられる。何事も用心ください」と進言される。
…理解できたかしら?

41

燕国王に嫁いだ孟嬴、
まだ3年なのに もう未亡人なのね。  


芈姝は 輿入れ道具の目録を作る。
侍妾にも 目録を作るように と言う。
大王は 芈姝の目録を見ていて
昭氏が昭陽の姪だ と気づく。
人をやって昭氏の目録作りを手伝わせる。
魏のスパイと通じていたと証明する文が見つかる。
昭氏は 死を賜る。

東周の蘇秦は 大王に会いたいと思うが、門番に追い返される。
「献策し見どころがあれば声がかかる」と言われ、
献策し、何度もその結果を聞きに行く。

ユエは 大王から 策論を読み分類してほしい と言われる。

相変わらず 大王は ユエを厚遇している。
芈姝は 悔しく思うが、
多くの点で 自分がユエに劣っていることも認めざるを得ない。
表だってユエと敵対することを避けたほうがいい と考える。

芈姝は 大王に「ユエを手伝いたい。女子にも才覚は必要。策論を読んで学びたい」と申し出、認められる。

ユエは 策論の中から 孟嬴の文を見つける。

42

孟嬴、ユエを気に入っていたはずなのに…  


蘇秦の策論から 孟嬴の文が見つかる。
孟嬴と息子の職は 韓で人質になっていた。

大王は 芈姝が孟嬴の文を見つけた と思っている。
芈姝もそれを否定しない。
大王は 芈姝に どうするべきかと聞く。
今は救出に兵を出すべきではない と言われる。
同じことをユエにも聞く。
ユエからも同じことを言われるが、
続けて「父親として少数の兵を送るのはいいのでは」 と言われる。

孟嬴を救出。
しかし 職は 趙国に奪われる。

ようやく 函谷関での戦いが落ち着く。
ユエは 大王に 職を救出しては? と話す。
否定的な大王に
親子の絆が国を動かすこともある などと訴える。
すると「趙に使者を送る」と約束してくれる。
しかし 使者は 何もできず 帰国する

ユエは蘇秦の策論に感嘆する。
しかし 張儀の考え方に似ているし高潔すぎる と
大王に推薦しない。

孟嬴は 芈姝から
「蘇秦の策論は大王の目には留まらないわ。大王にお見せするかはユエが判断している」と言われる。
ユエに確かめ、
ユエが書く概要が大王の決定に影響する と感じる。

芈姝は 孟嬴とユエを引き離す作戦を続ける。
孟嬴に「ユエは張儀を脅かす才人を遠ざけたいと考えている」と話す。

43

大王は 孟嬴から 蘇秦の策を聞き、才人だと思う。
会ってほしい と言われ、承諾する。
ところが 芈姝に止められる。
芈姝からの助言に納得し 会わないことにする。
芈姝の助言…
それは 以前ユエが話した“蘇秦を大王に推薦しない理由”
芈姝は ユエの意見を自分の意見として話したのだ。
孟嬴は 大王の考えを変えられるのはユエだけと ユエを遠ざけるようになる。

芈姝の息子 蕩は乱暴。
そして 傲慢で横暴。
芈姝や侍女たちから「将来は大王」と甘やかされて育ったから。
子ども同士の喧嘩とはいえ 子犬を殺したとなれば話は別。
ユエは 芈姝に 「未来の大王と願うなら仁の心を持つように…蕩の横暴だが心配なの」と意見する。
しかし 芈姝は聞く耳を持たない。
乱暴=元気 と思っているから。
このまま大きくなり“横暴で人徳がないため後継者に値しない”と言われて困るのは芈姝と蕩なのだけど。

44

大王に 義渠国を包囲したと報告が届く。
大王は親征。
ユエを同行させる。

ユエが 義渠国と交渉。
義渠国は 投降する。

斉国が 燕国に攻め入り、燕王と子之を殺害する。
大王は 趙国と一緒に出兵する と決める。
大王は 孟嬴と職を連れて 燕国に向かう。
職を燕王に擁立するために。

45

とってつけたような“殺人蜂”の話。
今後 芈姝がユエか嬴稷を殺人蜂で殺そうとする なんてことがあるのかしら。

大王が嬴蕩の横暴さを知ることになり
すっきりしたわ。
嬴蕩は何歳になるのかしら。
今更 短気で暴力的な性格を治すのは難しそう。
そもそも 芈姝は教育しなおすつもりはないようだけど。  


義渠国が秦に投降して 2年。
大王は 義渠国で害虫に刺された後に無理をしたせいで 少々体力が弱くなった様子。

太子は誰になるのか
誰もが…特に芈姝が…気になるところ。
けれど 大王は 息子たちを勢力争いに巻き込むことを恐れ 今すぐ決めるつもりはない。

嬴通と嬴稷が 小鳥で遊んでいると
嬴蕩が「見せろ!」と近づいてくる。
逃げる嬴通と嬴稷。
執拗に追いかける嬴蕩。
嬴稷は逃げるのをやめ 嬴蕩の前に立ちはだかる。
と、嬴蕩に叩かれる。
ところが この様子を嬴華が見ていた。
嬴華は 嬴蕩に「弱い者いじめをしてはいけない」と諭す。
嬴蕩は“嫡公子の俺がなぜ怒られる”と思っている様子。

ユエは 嬴稷を助けてくれたと 嬴華に感謝する。

芈姝は 大王に嬴蕩がいかに太子にふさわしいか知ってもらおう と策を立てる。
偶然を装って 兵法の練習をしている嬴蕩を見せる。
ところが…
嬴蕩が転がした玉が穴に入ってしまう。
手を突っ込むが取れない。
部下に命令するが取れない。
すると 嬴蕩は 怒りだす。
部下を叩いたり罵ったり。
それを見て 大王は「癇癪もちだな」と呟く。

嬴稷は ユエたちと一緒に この様子を見ていた。
侍女たちと一緒に水を運び
穴に入れる。
すると 木でできた玉が浮かんできて…
玉を取りだすことができた。
褒められる嬴稷。
芈姝は 苦々しく思う。

46

芈姝は 大王に「蕩と稷が一緒に学べば 互いに切磋琢磨できる」と頼む。
“稷公子は蕩公子の勉強相手”と宮中に広め、蕩が太子と思わせるための作戦。
甘茂の入れ知恵。
そううまくいくのか…
嬴稷は 想像以上に賢そうだけど。  


朝廷では 韓と蜀どちらを討つべきか議論されている。
韓を討つべきと主張する張儀と
職を討つべきと主張する司馬錯との間で
激しい議論がされる。

大王は 蕩と稷の勉強を見学に行く。
机の前に座り課題をこなす稷。
対して蕩は 席にいない。課題ではなく絵を描いていた様子が窺える。
大王は 蕩を怒る。

大王は 蕩と稷に課題を出す。
韓蜀討伐について考えをまとめよ と。

芈姝は蕩に「師匠(樗里疾と甘茂)に聞けばいい」と言う。
ユエは稷を四方館に連れて行くことにする。

2人の結果は…
もともと大人が議論しても答えがでない問題。
とりあえず引き分けに。
大王は 2人を四方館に連れて行くことにする。
芈姝は蕩に「みんなが札を入れるのを見て決めればいい」と言う。
ユエは稷に「自分の心に従えばいい」と言う。

大王は 兄弟を競わせることは当然だと思っている。
しかし ユエは 息子を王位継承争いに巻き込みたくない。
息子は 刀ではなく砥石でいい と思っている。

蕩は 札の多い 韓討伐に札を入れる。
稷は 札の少ない蜀討伐に札を入れる。
「相手の意表を突いたほうがいい」と。

47

自業自得。
バカな芈姝。
人の子を殺そうとするから こんなことになるのよ!  


張儀は ユエの助言から 蜀を責める策を思いつき、
大王に話す。
巴蜀の戦に勝利。
これにより 水路による楚への進行が可能になる。
大王は 功労者に褒美を賜り、
嬴稷の見識を褒める。

嬴通は 芈姝の侍女 珊瑚が 隠れて内侍と会っているのを目撃する。
会っていた内侍の後をつけると
内侍は 大きな蜂の巣を置いて立ち去る。

芈姝は嬴稷に 衣服を贈る。
「明日の少司命の祭祀に着てほしい」と。
そして 嬴蕩には「明日は椒房殿から出ないように」ときつく言う。

翌日
芈姝は ユエに 嬴蕩はお腹を壊した と祭祀に参加しない理由を説明する。
そして いつもの道が通れなくなった ことにし。
蜂の巣がある小道に 誘導する。
自分は足を挫いたと嘘をついて 岩に腰掛け その場に留まる。

その頃 嬴蕩は 母の言いつけを破って外出。
嬴通から酒を奪い、酔っ払って 歩いていた。

嬴稷と嬴蕩は 殺人蜂に襲われる。
嬴稷は 葵姑が覆いかぶさって 軽傷だったが、
嬴蕩と葵姑は 重傷。

48

葵姑の言葉“返せぬほどの恩は恨みになる”
そういうものなの? と驚く。 


嬴通は 母に 見たことを話す。
樊長使は 芈姝の報復を恐れ 知らないふりをすることにする。

芈姝から贈られた嬴稷の衣服に 蜂を引き寄せる香りがついていた。
ユエは 芈姝に会い 真意を質す。
稷を殺そうとしたことを認める芈姝。
しかし 罪を償う気はないらしい。
「大王に告発しなさい。甘んじて罰を受けるわ。でも蕩の立場が危うくなるなら全力で真相を隠し通す。着物だけでは証拠にはならない。拷問されても殺人蜂については白状しない」と言う。

ユエは 芈姝を大王に突きだせない。
葵姑から「温情をかけても 王后は感謝しないでしょう
」と言われる。
ユエは「見返りは期待しない。過ちを悟ってほしいだけ」と言うが、
「返せぬほどの恩は恨みになるのです」と言われる。

49

母は 平凡でいいから穏やかで幸せな日々を送ってほしい と願う。
父は 後継者になってほしい と願う。
大王にとって ユエと稷は 心のよりどころ。いつまでもそばにいてほしいのかもしれない。  


ユエは 芈姝に「稷は決して蕩と太子の座を争わない。手を貸して。稷が咸陽から出られるように。稷に巴蜀を与えて。私たちは王宮を去る」と頼む。

大王から 公子の分封を任されている樗里疾、
大王から 巴蜀には誰がいいかと聞かれ、
稷の名前を挙げる。

大王は ユエから 稷に巴蜀を分封してほしい と言われ、
腹を立てて出て行く。

50

大王は体調がすぐれない。
もしかして…
大人になっても相変わらず 厚顔無恥で武術に長けているとは思えないお肉たっぷりの体の
嬴蕩が大王になるのかも。  


大王は 成人していない公子には分封しなかった。
大王は ミエを手放したくなかったのだ。
大王は ミエが稷に分封してほしいと思うのは自分から離れたいと思っているのだと勘違いし、ショックを受けた。
そのわだかまりは なかなかなくならない。
…ミエは はっきり 稷が芈姝に殺されそうになった と言えばいいのに。大王も鈍感。

芈姝は 蕩の結婚相手を探す。
結婚相手は 楚国の公主でなくてはならない と考えるが、
当の本人 蕩は 魏夫人の姪に執心の様子。

51

「思慮を欠く行為もある。乱暴で横柄な性根も気がかりだ。王たる者 威厳と度量 剛柔共に備えていなくては」と心配する大王、
これに対して樗里疾は「蕩公子は原石です。様々な試練を経験し心身ともに磨かれていけば立派な玉になるでしょう」と。
本気でそう思ってる?あれが原石?磨いても削っても割っても あのままだと思うけどなぁ。

これで秦は終わったわね。…終わらないのだけど。  


大王は やはり 蕩の性格を心配していた。
「成長するにつれ 勇猛果敢なのではなく 粗暴なだけと気づいた」と。
だから 稷に期待していた。
しかし ユエから「蕩公子と華公子は一長一短ありますが 最も不向きなのは稷です。まだ幼く先が見えません」と言われ
華を推薦される。

大王は ますます弱ってくる。
死が近づいていると感じているのか
蕩の結婚が決まったのを機に 蕩を太子にすると決める。
…熟慮したとは思えない決め方に 秦国は大丈夫? と心配してしまう。

蕩の結婚相手は 執心していた魏夫人の姪。
魏夫人は気がすすまなかったが、
姪から「叔母上に従うように 妻の私が蕩公子を操りましょう。華兄上は権勢を得られましょう」と言われ 決心する。
芈姝も気が進まなかったが、
蕩が魏国と楚国の勢力を得られたら 大王は蕩を重視せざるを得なくなる と考えたのだった。

52

何とも…
虐めた者よりも 虐められ自殺した者を非難する 父と
甘やかしてダメ息子を育てたくせに 他人の子育てを非難する 母、
こんな親だから あんな子に育ったのね。  


蜀で、
奐公子(唐夫人の息子)が 陳壮の甘言に乗ったため 謀反が起き、
奐公子は殺されてしまう。
大王は 今度こそ 巴蜀を稷に分封しようと考え、
勅書を書く。

蕩は 太子になっても まともにならない。
いまだに通を目の敵にし、
取り巻きの馬鹿どもと 通を虐める。

通は我慢の限界だった。
樊長使が 芈姝に 息子をいじめないでほしい と懇願している間に
通は 自殺してしまう。

蕩は 謝罪するために すぐに大殿の前で跪く。
…パフォーマンスだけは立派。

樊長使は 大王に会いに行く。
以前の殺人蜂の件は事故ではなく殺人 と訴える、
「狙いは稷公子。犯人は稷公子を狙って殺人蜂を放ちました。ですが蜂は 通の酒を飲んだ太子を襲い 犯人が因果応報を受けることに。犯人は王后です。ご存じなかったでしょうが 通は見抜いていました。ただ心の弱い私が真実を隠してしまった」と。
そして すべてを話す。

大王は 「椒房殿を封鎖する。人の出入りは禁止。関係者を全員捕え 厳しく尋問せよ」 と命令する。

53

あ~~~あ。
蕩が 次期大王に。
まったく!
樗里疾は自分のために蕩を大王にしようとしたのだろうけど
蕩を見て この大王で秦国は大丈夫だろうか と思わないのかしら。
史実によれば蕩は3年ほどで事故死したらしい。
それまでは イライラしながら観なきゃいけないのね。  


ユエは 大王から
「王后は稷を狙ったのだろうか。王后を疑ったことは?」と聞かれる。
何を聞かれても ユエが芈姝の罪を話せるわけではない。

侍女の珊瑚が 芈姝から脅されて自害する。

大王は 悩む。
罪を犯した者は罰せられなければいけない。
それは 王后でも同じ。
しかし 蕩が太子。その母親を罰するのは…
稷を太子にしようかと思うが、
嫡公子以外の公子が太子になっては 争いが起きる可能性が大きい。

そんな時…
蕩が手下を連れて 稷に因縁をつける。
その様子を見ていた大王は 怒り狂うが、
その途中に 倒れてしまう。

芈姝の罪の証明、
太子の交代、
何も下せないまま大王が倒れたため
王后が後宮を仕切りだす。

気がついた大王は ユエを呼ぼうとするが、
大王のそばで樗里疾が 迫る。
誰を太子にするのかと。
結局 根負け。
大王は 蕩を監国とし樗里疾が補佐する と命令する。

54

なんとまぁ…
蕩だけじゃなくて 芈姝にも誓わせるべきだったんじゃないの?
蕩がろくでもない人間になったのには芈姝の影響が大きい とは思わなかったのかしら。   


大王は 嬴夫人を呼ぶ。
遺詔を預ける。
「やむを得ず世継ぎを決めなければならなかったため先行きに不安が残る。万が一の時に備えておかなければならぬ。その時がきたらこの遺詔のとおりうまく治めてほしい。信用できるのは姉上だけ」と。

大王は 皆を前に
蕩に「兄弟心を合わせて」と説く。
そして「生涯にわたり決して兄弟の命を奪わない」と誓わせる。

勅旨が読まれる

大王は 最後は ユエを呼び、
ユエに見送られて 逝く。

馮甲は 芈姝に 遺詔がある と囁く。
探すように言われ、
穆大監に毒を盛って聞きだそうとするが 失敗。
穆大監は亡くなる。

大王と2人きりになったのは ユエと嬴夫人。
そこで 芈姝は ユエを呼びつけ、
稷を蜀候に任命するという遺詔と引き換えに もう一つの遺詔を出せ と迫る。
「持っていない」と言われ、
遺詔を燃やす。
そして 馮甲にユエを監視させる。
芈姝は ユエと稷を殺害するつもり。

55-56

あの芈茵が 燕国いたなんて!
当然のこと 楚国の公主だから それ相応の人に嫁いでいて…
やりたい放題。  


芈姝は ユエと稷を殉死させようとしたり
遺詔を探すそうと嬴夫人の部屋に乗りこんだり
暴走を繰り返す。
樗里疾も庸芮もあきれ顔。

芈姝は 蕩の妃から 人質という手があると聞く。
“ユエを嫌う者がいて芈姝の支配が及ぶ国” と考え、
燕の人質にすると決める。

張儀と庸芮だけが ユエらを見送る。
張儀は 見送った後 秦を去る。
その際 庸芮に「いつかユエ親子が戻ってきた時は庸家が助けてやってほしい。その時は私も秦に戻る」と言い残す。

ユエたちは 途中で殺されることを覚悟していた。
予想通り…
付き添っていた杜錦将軍から 馬車が壊れたから歩けと言われる。
そこを 魏冉に助けられる。

ユエは 魏冉から 燕に行くのは危険だ と言われる。
しかし どこにも行くところはない。
ユエは 魏冉に「逃げては芈姝の思い通り。秦国に刃向って助けてくれる国はない」と言い、
「秦に残って地位を固めて。私たちが帰る時に頼りになるわ」と頼む。

ユエら一行は 山賊に襲われる。
ユエは すぐに翟驪だと気づく。
翟驪から「義渠国に来い」と言われる。
翟驪は 秦の臣下に降ったのは 先王との取引。今の大王とは約束していない と思っているらしい。
ユエは 翟驪から「俺のものになれ。行かせない」と言われるが、
「あなたには感謝している。遠く離れても決して忘れない。見捨てられた私を必要としてくれた。稷も守ってくれると。その言葉に支えて生きていけるわ」と答える。
翟驪は 路銀、毛皮を持たせてくれる。

ユエらは 燕国に到着。
古ぼけた宿をあてがわれる。
孟嬴に手紙を届けるよう手配するが 返事が来ない。
直接皇宮に行き 門の兵士に取り次ぎを頼むが ダメ。
なんと 芈茵が燕の宰相の妻になっていた。
芈姝から ユエたちをいじめるように(殺すように?)と書かれた手紙が届いていたのだ。
孟嬴あての手紙は 芈茵によって燃やされてしまったのだった。

そして…
宿に放火され
葵姑が亡くなってしまう。

57

蘇秦に出会ったのは 吉?凶?  


ユエは 火事の後 宝石箱がなくなっていることに気づく。
持ち出せる時間はなかったはず。
駅丞が放火したのでは? と思うが、
駅丞は すでにいなくなっていた。
新しい駅丞が来るが、彼も ユエらを虐めることしか頭にない様子。

芈茵の侍女 菱児は 孟嬴の馬車を見つけ、
侍女の青青に「易后(孟嬴)の旧友が人質として駅館にいらっしゃいます。それだけをお伝えしたくて」と言う。

孟嬴は 侍女から 菱児からの言づけを聞くが、
今でもユエを許せないらしい。

孟嬴は 郭隗(芈茵の夫)から 蘇秦が燕に来ている と聞く。
また ユエらのことを「何の不自由もなくしているのに尊大に振る舞う。火の不始末で火事を出した」と嘘の報告を受ける。
孟嬴は 芈姝から 人質を厳しく監視するようにという文をもらっていた。
そのため ユエらを助けることを躊躇していた。
郭隗に相談すると
「知らぬ存ぜぬを決め込むことです」と言われる。

ユエは 郭隗に会いに行く。
「なるほど宰相府こそが燕の王宮とはよく言ったものです。燕に来て3か月。劣悪な暮らしは一向に変わりません。駅館は郭隗殿の管轄と伺っています。同胞の苦しみを易后や燕王は放っておかぬはず。果たして易后に同胞を思う気持ちがないのか。それとも郭隗殿が礼遇を命じておられるのか」と言うと、
「私は命じていません」と言われる。

ユエが帰った後
郭隗は 芈茵に「国事に口を挟むべきではない」と注意する。

駅丞が ユエに「旧友の招きです」と言って
衣を持ってくる。

ユエと稷は 贈られた衣に着替え、
行ってみると…
現れたのは 芈茵。
招いたのは芈茵だったのだ。

ユエは 駅館でのことはすべて芈茵の仕業だった と知る。
ユエは「人でなし」と言って出て行こうとする。
すると「私の施しは受けないわよね。身にまとっているものは私が贈ったもの。私が嫌いなら脱ぎなさい」と言われる。
ユエと稷は 薄着で追い出される。

雪が降る中
ユエらは 倒れてしまう。
そこを 蘇秦に助けられる。

58

嬴蕩を見なくて済むかと思っていたら…
いつになったらドラマからいなくなってくれるのか…
ついでに芈茵もいなくなってくれると嬉しいのだけど。  


蘇秦は 孟嬴、燕王、郭隗と会う。
孟嬴から「燕に留まり 朝廷を支えてほしい」と言われる。
斉国への対処について進言した後
「諸国との盟を考えなら 人質の待遇改善を。不当に扱えば彼らの母国との摩擦が生じます」と進言する。
そして ユエのことを話す。

孟嬴は 郭隗から聞いていた話と違う と驚く。
燕王、郭隗が出て行った後 改めて確認する。
また 蘇秦から 秦で選ばれなかったのはユエのせいではなく先王が朝廷の均衡を考えてのこと と言われる。

孟嬴は ユエの件は郭隗か芈茵の仕業だと考える。
しかし名ばかりの自分ではどうすることもできない と
何か方法がないか考える。

ユエに 五婆という女性が訪ねてくる。
「陶尹殿という方が奥様の侍女から「詩経」を求めいたくお気に召されて私のところに頼みに来たのです。奥様を探してほしいと。婚儀に関する「士婚礼」を写してほしいとのこと」と言って
食料、炭、金を置いて行く。
出来上がった後にも報酬があると。
ユエは 仕事を引き受ける。

駅丞は 芈茵の命令で ユエに 駅館を出て行け と言う。

約束の期日が来ても 五婆が来ない。
捜して見つけ出すと
「仕事は白紙になったので 報酬は払えない」と言われる。
…五婆 様子がおかしい。孟嬴に頼まれてユエに仕事を頼んだのだと思っていたけれどもしかして駅丞に金を渡されてユエを陥れようとしている?


秦国では…
嬴蕩が つるんでいた悪童どもを大臣に取り立ていて 好き放題にやっている様子。
魏冉は 嬴蕩から目の敵にされ、
今回は 悪童どもと格闘しろと言われ、悪童どもに殴られる。
頭に来た司馬将軍は 侮辱は十分と 任を辞す。

樗里疾は 司馬将軍を思いとどまらせようとするが、
「かつてそなたは先王に廃太子を断念するように説得した。その結果が今の大王と朝廷だ。悔いはないか。先王の今の大王には天と地ほどの差がある」と言われる。

59

黄歇、
楚国と燕国との同盟の話し合いのために燕国を訪れたけれど
本当の目的は ユエに会うためだった。
再会できたら 弱気になっていたユエだけど 元気になれるわね。   


ユエたちは 五婆に紹介された家に引っ越す。
また 五婆に勧められて 刺繍を売ることにする。

芈姝は 嬴夫人の年棒を差し止める。

白起は 秦を討ちたい と翟驪に協力を求める。

郭隗は 蘇秦とともに 黄歇に会う。
同盟の話が終わった後
黄歇から ユエたちのことを頼まれる。
その時初めて ユエが楚国の公主で、ユエたちが駅館を追い出されたと知る。

郭隗は 芈茵に事情を聞く。
芈茵から 秦国の恵后からユエ母子を殺してくれと文が届いている と聞く。
殺してほしいと言われるが、
「秦との交渉に使えるから殺せない。これ以上ユエたちに関わらないように」と強く言う。
2人の話を 菱児が聞いていた。

黄歇は 売られていた刺繍を見て 五婆を問いただすが、
逃げられてしまう。

嬴蕩は 樗里疾に 東征の名目を聞かれ、
「洛邑に九鼎を見に行く」と答える。
樗里疾が「見るだけのために兵を挙げていくのか」と呆れると
「この機に周の天子を討ち、王城と九鼎を手に入れるつもりだ」と更に呆れることを言いだす。

60

亡くなった!!!  


五婆は ユエに 黄歇のことを話す。
ユエと黄歇が 本当に知り合いだったと知り 驚く。

樗里疾は 司馬将軍と魏冉を呼び、
大王のことを愚痴り、力を貸してほしいと頼む。
しかし 断られる。

嬴蕩は 周に行き、
九鼎を持ちあげられたら九鼎をいただくと ほざく。
「天命に沿わぬ者が触れれば たちまち天誅が下される」と脅され、
怪我をしたら大変だ と止められるが…
嬴蕩は 九鼎に手をかける。
九鼎を持ちあげるが…
持ちこたえられず…
倒れ…
亡くなる。

跡継ぎを誰にするのか…
芈姝は 壮公子を勧め、
嬴蕩の妻は妊娠していると言いだす。

嬴夫人は 庸芮に ユエ母子を連れてくるようにと指示する。

61

嬴蕩の妻の妊娠は嘘だった。
身を守るためについた嘘。
…すぐにばれるのに。

新王は誰に。
朝廷で話し合いがもたれるが…
芈姝は 功績があった者に大きな桃を与えるとけしかけたため
華公子と恢公子が激しく争う。
華公子の軍がなだれ込み、朝廷は大騒ぎに。
華公子は恢公子を殺害する。

五婆が ユエに仕事をもってくる。
陶尹家からの注文で 婚礼衣装を刺繍してほしい と。
しぶしぶ引き受けるユエ。
手付金、金糸、宝石が送り届けられるが…
それは 罠だった。
陶尹家から宝石が盗まれた とユエは疑われる。

62

芈茵…
なぜそこまで意地になるのか…
今まで芈茵の暴走に目をつぶっていた宰相も 今度こそは三下り半を突き付けるかも。  


ユエは 捕らわれそうになる。
そこに 黄歇、
続けて翟驪が登場。
大騒ぎになる。

騒ぎは収まるが、
ユエが右丞を殺してしまったため 逃げることにする。

罠に嵌めたのは やはり芈茵だった。
芈茵の侍女 菱児は 蘇秦に会いに行き、
ユエ母子を助けてほしい と事情を話す。
蘇秦は 孟嬴に報告する。

ユエは 黄歇から 張儀が亡くなったと聞く。
また 黄歇が預かった戒からの文を受け取る。
ユエは 斉国を通って楚国に行くつもりでいる。

ユエたちを追いかける芈茵、芈茵の夫の宰相、孟嬴、蘇秦。
誰が先に追いつけるのか…
嬴夫人の命をうけた庸芮は どうなったの?

63

夫に毒殺された芈茵、
ユエは ホッとするかと思ったけれど
悲しい様子。
意地悪され続けたのに…  


芈茵の夫の郭宰相は 田将軍に
“国賓ゆえ危害を加えぬように”と 手紙を書く。
ところが 芈茵が“その場で殺せ”と書き換える。

ユエは 田将軍の軍を強行突破しようとする。
と、そこに孟嬴と郭宰相が現れる。
孟嬴に誘われ 宿泊することにする。

孟嬴は 郭宰相から
燕国のために稷公子を秦の王にしたほうがいい と言われる。
そこで ユエを燕国に引き留める作戦に出る。
しかし ユエにそのつもりはない。

芈茵は 懲りずに ユエの食事に毒を盛ろうとする。
そのため 夫から毒入り食事を食べさせられ 亡くなる。

64

ユエと黄歇、
愛し合っていても 縁がないのね。  


庸芮が到着する。
庸芮は ユエに「稷公子を新王として迎えよと命を受けて参りました」と言う。
「誰の命を受けていらしたの?」と聞かれ、
嬴夫人 と答える。
秦の現状を話し、
遺詔がある と話す。

これを知った黄歇は 大反対。
庸芮を責め立てる。
ユエと稷を守れるのか と。

悩むユエ。
嬴駟の言葉が蘇る。
“天下制覇を成し遂げたい。志の実現のために力を貸してくれ”
“秦がそなたを必要とする時はその力を振るってほしい”
大王の遺志に背こうとして恥ずかしい と思う。

ユエは 黄歇の頬に手を当てて 別れの挨拶をし、
庸芮の馬車に乗りこむ。

ユエたちは 芈姝の兵に襲われるが、
切り抜け、
魏冉と合流する。

魏冉に稷を預け、
ユエは 庸芮と共に 北の離宮の嬴夫人に会いに行く。
遺詔を預かる。

芈姝と兵士が 北の離宮に乗りこんでくる。
嬴夫人は 死を覚悟していた。
時間稼ぎのために その場に残り、
ユエと庸芮を脱出させる。

65-66

遺詔を手に入れようと必死な芈姝、魏夫人、
その必死な姿が笑える。

司馬将軍、樗里疾、ちっとも役に立たない。  


芈姝は ユエを捜すが見つけられない。
それならいっそ殺してしまえ と
北の離宮に火を放つ。

ユエは 無事脱出できたが、
直後 魏夫人、武王后に拉致される。
魏夫人の計画は
“稷を王位に就けて華公子を摂政にし武王后の子供を太子にする”というもの。
ユエを味方につけようとするが、うまくいかない。
そこで 巫蟲術を使って 遺詔の在りかを聞きだすことにする。

ユエは 蟲が仕込まれた食事を食べ、
蟲毒にかかる。
耐えられないほどの苦しみだが、遺詔のことは話さない。

穆辛が 密かにユエを訪ねてくる。
今は魏夫人のところで働いているらしい。
ユエは 穆辛に 蟲毒を盛られて苦しんでいると話す。
そして 簪を渡す。
「庸芮か魏冉を訪ねてほしい。もう一人力になってくれる人がいる。梁という毛皮商を訪ねてほしい。義渠王に知らせがいく」と。

ユエは 義渠王に救出される。

義渠は すぐに 老巫にユエを診てもらうが、
手遅れだと言われる。

白起は 姉を助けてほしい と老巫に頼む。
命を差し出してもいい と。
そこで 老巫は 身代りの者に蟲毒を移せばよい と思いつく。
そして 選ばれたのは 義渠王だった。

義渠王のおかげで ユエは解毒され元気になる。
しかし 義渠王は 毒に苦しむ。
ユエは 義渠王に「生きてくれたらあなたの女になる」と励ます。

67-70

ユエは 義渠王の協力を得て 王宮に入る。
遺詔が読み上げられ、
稷が新王となる。
稷が幼いため ユエが摂政を行うことに。

王宮を追い出された芈姝は 華公子ら数人の公子を集め、
謀反を目論む。
また 甘茂と密かに手を組む。

各国の使臣が集まってくる。
ユエは 自ら使臣と交渉。
秦は今国力が衰えている。各国と争うわけにはいかない。
そこで 領土の割譲や金・絹などを与えることで 争いを避ける。

しかし ユエは 甘茂から 国辱と非難される。
そこで 甘茂を追いだせ と命令する。
自ら職をおりる甘茂。
ユエは 樗里疾から 遺留するように言われるが 拒否する。

甘茂は 樗里疾に 一緒にユエを引き摺り下ろそうと誘うが、
断られる。

70-71

芈姝、甘茂は ユエ暗殺を謀る。
しかし 失敗。
実行犯が捕らえられる。
ユエは 禁軍の兵士に直接 訓戒。
兵士の心を掌握する。

甘茂は 華公子、芈姝がいる雍に逃亡する。

華公子が大王を宣言。
謀反を起こすが…
失敗する。

72

ユエと樗里疾は
謀反を起こした7人の公子の処遇で 対立する。
ユエは 法に則って処刑しようとするが、
樗里疾は 王族だから温情をかけるべきと主張する。
樗里疾は 辞職すると言って退席する。

数日後
ユエは 樗里疾の家を訪ねる。
復帰して 王族の一員として嬴氏一族を正しい行いに導いてほしい と頼む。
すると 樗里疾から 条件を出される。
10年の間に 恵文王の頃の栄華を取り戻してほしい と。
ユエは 承諾。
できなかった時には 政から退く と約束する。

73

稷は 楚国の公主 芈瑶 を娶る。
また 楚国の横太子が人質として 秦国にくる。
使者として同行したのは 黄歇だった。

咸陽の町では
義渠人の横暴で勝手な振る舞いが 民を困らせていた。
義渠人の功績は誰もが知ること。
だから 誰も文句を言えずにいる。
ところが ついに 義渠人と禁軍が衝突してしまう。

ユエは どうしたらいいのか悩む。
義渠人と秦人とでは 風習慣習が違う。
一概に義渠人を責められない。
すると 黄歇から 知恵を授けられる。

義渠人の騎馬術に優れている。
天下を統一するためには学ぶべき。
そこで
義渠人の軍営を咸陽郊外の地に移動させ 外出禁止にする。
軍営の中では 義渠人の自治を認める。
と決める。

74-75

ユエ 懐妊。
父親は 当然義渠王。
ってことで 大騒ぎ。

ユエは 大臣たちに お腹の子の父親は先王。
夢に現れ子孫を残した と説明する。
納得できない大臣たちだったが、
生まれた子の姓を“嬴”にすることで とりあえず納得する。

稷は 納得できない。
もともと ユエと義渠王の仲を快く思っていなかった。
産んでほしくない。

しかし ユエは 稷のためにこそ産みたい。
稷は孤独だから と。

冉はユエの気持ちを汲んで 稷を諭す。
「大王には兄弟がおらず孤独だからと心配されたから。同じ母から生まれた兄弟は心を分かち合える。父は異なれど母を同じくする場合 兄弟で争うことはない」と。

楚王の妻 南后は 横太子を廃位させて子蘭を太子にしたい。
そこで 横太子を罠に嵌める。
横太子に秦人を殺させたのだ。
これで 横太子は秦で処刑され、子蘭が太子になれる と考えたのだが…

横太子は 逃走する。

秦国は 楚国を攻める大義名分を探している。

76-78

横太子は 楚国に戻る。
ユエは 約束を破られたとして 宣戦布告する。

武関で 楚王と秦王 稷の会盟が行われる。
稷は 楚王を拘束して咸陽に戻る。

ユエは 白起、樗里疾、庸芮から
楚討伐を進言される。
翌日 黄歇を 秦に残ってほしいと説得するが、
拒否される、
ユエは 楚討伐を命令する。

楚国では
黄歇と屈原が 横太子を即位させる。
諸国と協力して 秦国に対抗しようとする。

ユエは 撤退を命令する。


秦国に対する義渠人の不満は まだ収まっていなかった。
とくに 虎威将軍の不満は大きく義渠人たちを誘導する。
その虎威将軍が咸陽で商人を殺してしまう。

虎威将軍は 法に従って処刑されると決まる。
義渠王は 今までと同じように金で解決しようとするが、
稷から拒否される。

義渠王と稷、
ユエのことを思って我慢してきた気持ちが爆発。
対立が表面化する。

79-81

義渠王は 虎威将軍らを脱獄させる。
秦軍が義渠の軍営を取り囲み、
一触即発の状態になる。
虎威将軍は この状態を終わらせるために 自害する。

ユエら秦は 義渠は秦の民 と考える。
しかし 義渠王は 今の秦を作ったのは義渠。義渠は秦に従属していない と思っている。
その考えは いつまでたっても平行線のまま。
近づくことも交わることもない。
その努力さえしない。

結局…
義渠王は 死ぬつもりで謀反を起こし、
亡くなる。


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