![]() |
セデック・バレ(塞徳克・巴莱)
![]() 『海角七号』の魏徳聖(ウェイ・ダーション)監督作品★お取り寄せ★リージョン3!!「3DVD/セデ... |

1930年 日本統治下にあった台湾で起こった 抗日運動「霧社事件」を映画化したもの。
第一部「太陽旗」と第二部「虹の橋」に別れて 計4時間36分
一度に観るのは 大変かも と思って 2日に分けて観たのですが、
時間をまったく感じさせないので 一度に観た方がよかったかもしれません。
日本統治下での話なので 日本人が悪く描かれているだろうと思っていたのですが、
韓国ドラマ・映画に比べたら…大したことないです。
台湾原住民セデック族は首狩り族ということもあって 残虐なシーンが多々あります。
これから 観る予定の方は気にとめていたほうがいいと思います。
セデック族を統治した日本に問題があったからこそ 抗日運動が起こったのだと思うのですが、
日本 と セデック族、うまくやっていく方法はなかったのでしょうか。
押さえこまれた人たちが いつか不満を爆発させ 皆殺しにされるかもしれない、
死ぬことを覚悟した蜂起だったとしても 妻や子が自決するかもしれない、
そんなことを考えなかったのでしょうか。
セデック族を日本人化せず セデック族として認めることはできなかったのだろうか、
どんな仕打ちをうけようとも 子や孫にセデック族の血を繋げることが大事だとは思わなかったのだろうか。
抗日運動を起こしたセデック族に「大和魂を見た」とつぶやくくらいなら もっと早くセデック族を認めればよかったのに…
今更 考えてもどうなるものでもないのですが、
自決するセデック族の女性たちと 運動場を逃げ惑う日本の女性と子どもたちを思うと考えてしまいます。
戦うことで力や誇りを見せつけるのではなく お互いを認め合い共存する道を探ってほしかった。
けれど それは無理なことなのでしょうね。
世界では いまだに紛争が起きているし、
世界レベルでなくても 学校や会社という単位でも 力で他人を押さえようとする人がいるのだから。
音楽も素晴らしく どっぷり嵌って観ていたのですが
第二部の後半 日本軍人がつぶやいた「大和魂を見た」の言葉に 興ざめ。
エンディング曲で 嵌った状態に戻して 帰宅しました。
(2013/4/23,24 映画館で)
- 関連記事
-
- 夢の向こう側 ROAD LESS TRAVELED
- セデック・バレ(塞徳克・巴莱)
- 台湾映画 パンのココロ
スポンサーサイト
コメントの投稿
ご覧になったんですね^^
これ、先日台湾関連のTwitterで話題になっていて
気になっていました、ご覧になられたんですね^^
あー、残虐シーン多めですか、、、orz
「~韓国ドラマ・映画に比べたら…大したことないです」
に笑いました^^;
気になっていました、ご覧になられたんですね^^
あー、残虐シーン多めですか、、、orz
「~韓国ドラマ・映画に比べたら…大したことないです」
に笑いました^^;
Mさん、こんにちは
観てきました。
首狩り族なので 首が… 首のないのが… と結構でてくるので 苦手な人は覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
韓国ドラマは 最近はそうでもないですが、以前は 日本人は悪い人の代名詞のように使われていましたよね。
それに比べると 受け入れられます。
この映画を知るまでは 「霧社事件」を全く知りませんでした。
好みがあるので ぜひ映画を観てください とは言えませんが、
歴史として 事件のことは知っておくべきかもしれません。
首狩り族なので 首が… 首のないのが… と結構でてくるので 苦手な人は覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
韓国ドラマは 最近はそうでもないですが、以前は 日本人は悪い人の代名詞のように使われていましたよね。
それに比べると 受け入れられます。
この映画を知るまでは 「霧社事件」を全く知りませんでした。
好みがあるので ぜひ映画を観てください とは言えませんが、
歴史として 事件のことは知っておくべきかもしれません。